メンタルを病む前に転職を検討
うつ病になる前に転職を考えましょう
「仕事を辞めたい」と思っている人がいるかもしれません。客観的に見て、自分がいる職場がブラックだと感じたり、問題があるスタッフが多い職場だと感じる場合は、我慢して仕事を続ける必要性は薄いです。早めに仕事を辞めて、新しい職場への転職を考えてみましょう。特に朝起きるのが辛い人や仕事のことを考えるだけで異常に汗をかいたり、涙が出てしまうような人は要注意です。すでにメンタル的に病んでいる可能性が高いです。また夜眠りにつけない人や、朝早くに目が覚めてしまうような睡眠障害が起こっている人、美味しいはずの料理の味を感じないような味覚障害が起きている人は、うつ病か、その一歩手前まで追い込まれているかもしれません。このような時は、転職活動をすぐにするか、会社をまず辞めて休養に入る必要があります。
できるだけ早期の判断をしましょう
上記のような状態まで追い込まれることなく、ストレスが多い職場だったり、残業が多すぎるようなブラックな職場だと感じた時点で、転職活動をするようにしましょう。給料をもらいながら転職活動をすることで無給になるリスクを減らすことができます。無事に転職先が決まれば、現在の職場に迷惑を掛けずに退職することができます。うつ病などを発症するまで頑張ってしまうと、治療をするために半年から一年程度の本格的な休息と治療が必要になります。仕事のキャリアが途切れてしまいますし、日常生活をきちんと送れるかどうか不安になるほどの危険な状態に追い込まれてしまいます。できるだけ早い段階で、職場からの脱出を考えることがベターです。少なくとも転職の準備だけは始めておきましょう。
転職はリスクだけでしょうか
ストレスがたまる職場に、いつまでもしがみつくのはなぜでしょうか。それは終身雇用制の時代に日本に根付いた考え方のせいでしょう。転職をすると、前の職場よりも待遇が下がる、また定年まで働けないリスクが生じるという考え方です。たしかに新卒で入った会社で、十分な暮らしができる収入を得ながら、定年を迎えられた時代もありました。そのような時代の転職はリスクのほうが大きかったかもしれません。しかし今の時代は転職を繰り返して自分の希望する職場を見つける人が増えています。そもそも新卒で入った会社が、自分に合っている確率のほうが少ないと考える人のほうが多数派です。
転職しない場合、自分は将来しあわせになれるでしょうか
転職をしないでそのまま職場に留まった場合、自分がどうなるか考えてみましょう。5年後、10年後、自分は笑顔で仕事を続けていられるでしょうか。もし、しあわせになれそうもないと感じたら、思い切って転職をしてみましょう。転職をするリスクも当然ありますが、転職しないリスクのほうが大きいと判断できるからです。転職活動を経て、転職が決まった会社で働いた時に思っていた以上の楽しい職場が待っているかもしれません。